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分散管理から一元管理へ
~保守体制の構築で、セキュリティ強化と業務効率化を実現~

2025.11.10

分散管理から一元管理へ
~保守体制の構築で、セキュリティ強化と業務効率化を実現~

  • #セキュリティ
  • #ネットワークアセスメント
  • #医療/介護
  • #ネットワーク構築

お客様名

医療法人慈光会甲府城南病院 様

所在地

山梨県甲府市上町753‐1

導入事例の要点

  • 課題

    • システム単位のネットワーク機器管理の煩雑さの軽減と、電気料金を削減したい
    • 脆弱性対策が不十分、セキュリティポリシーを設定し統一化を図りたい
    • 保守回線がシステムごとに乱立しており、契約内容の把握・管理ができていない
    • 保守業者のリモート接続状況が把握できておらず、外部からのアクセスに不安がある
    • 障害発生時の原因特定が難しく、対応に時間がかかる
  • 提案

    • ネットワークを論理的に分離することでネットワーク機器の台数を削減、省スペース化と省電力化実現
    • セキュリティポリシーの設定とセキュリティ対策の強化
    • 保守回線の統合とVPNプロファイルの整備による運用最適化
    • VPNと多要素認証を組み合わせ、認証・認可を厳格化
    • 当社リモートサポート保守による障害復旧支援

背景と目的

甲府城南病院様は山梨県甲府市に1980年9月に開院され、病床数は298床のケアミックス型病院です。

今回は電子カルテシステムの導入に伴う院内ネットワークの再整備を計画される中で、現状抱えているネットワークやセキュリティ対策に関する諸問題の解決方法についてご相談をいただいた。

現行のネットワークは、医療システム系と情報系のネットワークが物理的に分離されているため、ネットワーク機器の台数が非常に多く、管理が難しくなっている。そのためリプレイスに合わせてネットワークのスリム化と電気料金の削減を期待されている。

セキュリティ対策に関しては、セキュリティポリシーが設定できていないことや、システムベンダー向けのVPN接続に関して、病院として管理監督ができてない状況を改善したいというご要望をいただいた。

またネットワーク障害が発生した際、原因の特定に時間がかかり復旧までに多くの時間を費やしたこともあり、障害復旧支援に関する提案依頼をいただいた。

 


効果

ネットワークのセグメント分離を論理的に分離することで、ネットワーク機器の台数を削減し、省スペース化と省電力化を実現した。

セキュリティ対策については、現状の運用に無理のないポリシーを考案し既存のファイアウォールに設定を投入した。具体的には、OSやアプリ更新を一元管理する仕組みや、クライアント端末のリアルタイム監視機能、webフィルタリングなどを導入した。

また各システムベンダーごとに設けられていた保守用VPNを一元化。またリモート接続の際は病院担当者に通知が届く機能を付加するなど、病院主導の保守方式を確立した。

さらにネットワークの更新に合わせて弊社のリモート保守サービスに加入いただいた。今後障害が発生した場合はリモートにて故障診断、復旧支援を実施できるので、復旧までの時間短縮し、業務への影響を最小限に抑制できる。

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