2025.11.11
光ファイバの測定方法
導入事例の要点
ステップ①

図1のように、基準ファイバーを光源から光パワーメータにつなげ、光源からの出力を光パワーメータに表示させます。
この表示された数値を、P1とします。
( P1: 基準ファイバーのみを接続したときの、光パワーメータの表示値 )
ステップ②

図1の接続から、基準ファイバーと光パワーメータの接続をはずし、そのはずした区間に、図2のように中継アダプタを介して
被測定ファイバーを接続します。この時、光パワーメータに基準ファイバーと被測定ファイバーを介した光源出力が表示されます。
この時表示された数値を、P2とします。
( P2: 基準ファイバーと被測定ファイバーを接続した時の、光パワーメータの表示値 )
ステップ③
P1とP2の光パワーメータ表示値の差が被測定ファイバーの減衰量(損失)となります。
計算式:P2-P1=被測定ファイバーの損失
【例:-7.5dBm – ( -5dBm ) = -2.5dB 】
補足
①基準ファイバーの接続時の光源出力から、被測定ファイバーを接続したことによって、どれだけ出力が落ちたか、この落ちた分
が被測定ファイバーの減衰量となります。
②弊社パワーメータには「相対値測定機能」があります。(現行品では216を除く)
この一連の「P2-P1=被測定ファイバーの損失」の計算を簡略することが出来ます。
基準ファイバーの測定を行った後、REL(dB)スイッチを押して基準値設定し、その後被測定ファイバーの接続を行えば、
被測定ファイバーの減衰量を自動的に表示させることが出来ます。
実際の手順:
図1のように接続し、測定 ⇒ REL(dB)を押す ⇒ パワーメータを外します。
外した区間に中継アダプタを介し、図2のように被測定ファイバーを接続します。
これで被測定ファイバーの減衰量が表示されます。
測定ご紹介動画
光パワーメータMiNi211Bと光源MiNi364を使用した光測定の動画です。
基本的な光ファイバーの測定方法 (ハンディ・シリーズ)
ステップ①

図3のように、基準ファイバーを光源から光パワーメータにつなげ、光源からの出力を光パワーメータに表示させます。
この時表示された数値を、P1とします。
( P1: 基準ファイバーのみを接続したときの光パワーメータの表示値 )
ステップ②

図3の接続から、基準ファイバーとセンサ側パワーメータの接続をはずし、そのはずした区間に、図4のように中継アダプタを介し
被測定ファイバーを接続します。この時、センサ側パワーメータに基準ファイバーと被測定ファイバーを介した光源出力が表示されます。
この時表示された数値を、P2とします。
( P2: 基準ファイバーと被測定ファイバーを接続した時の光源出力 )
ステップ③
P1とP2の光源出力の差が被測定ファイバーの減衰量(損失)となります。
計算式: P2-P1=被測定ファイバーの損失
【例:-27.5dBm – ( -25dBm) = -2.5dB】
補足
①基準ファイバーの接続時の光源出力から、被測定ファイバーを接続したことによって、どれだけ出力が落ちたか、
この落ちた分が被測定ファイバーの減衰量となります。
②弊社パワーメータには「相対値測定機能」があります。
この一連の「P2-P1=被測定ファイバーの損失」の計算を簡略することが出来ます。
基準ファイバーの測定を行った後、REL(dB)スイッチを押して基準値設定し、その後被測定ファイバーの接続を行えば、
被測定ファイバーの減衰量を自動的に表示させることが出来ます。
実際の手順:
図3のように接続し、測定 ⇒ REL(dB)を押す ⇒ センサ側パワーメータを外します。
外した区間に中継アダプタを介し、図4のように被測定ファイバーを接続します。
これで被測定ファイバーの減衰量が表示されます。
グレイテクノス 光ファイバー測定方法より抜粋 https://www.graytechnos.com/photom#bfbnvouck5sn9lo0ur08